こんにちは、相も変わらず無職の私です。
無職になって早1ヶ月、最後の給与も入ってしまい、いよいよほぼ無収入状態に落ちいっています。
一応、前職の退職理由が契約満了だったため、来月には失業保険をいただけるみたいなのですが、それでも、生活費にリボの返済、携帯代と出費が重なると家計をさらに追い詰めてくるのが奨学金です。
これまでは、無職になってもすぐに仕事にありつけていたので、なんとか奨学金の返済は続けていました。
しかし、フリーランスもしやに入れている今回は、いつ収入が安定するかもわからない状況。
というわけで、一旦奨学金の支払いをストップしてもらう『奨学金返済猶予制度』を利用してみることにしました。
今日はその『奨学金返済猶予制度』の手続方法と感想をまとめています。
奨学金 毎月の返済額や残金は?私の現状をまるっと紹介!
まずはじめに。私は現在、大学時代の4年間で日本学生支援機構(JASSO)独立行政法人日本学生支援機構 – JASSOから奨学金の返済をしています。
元金は、2590,000円。就職してから年収200万円の枠を出たことのない私は、在職時には交際費を削って。無職時代には当時のカード支払いをすべてリボに回したりして、今まで一度も滞納することなくなんとか返済を続けてきました。
そして、4回目の無職を迎えた現在も、できれば返済をストップすることなく押し切るつもりでいたのですが、
今後はフリーランスで生きる事も視野に入れて活動したい
現時点で貯金がほぼゼロ(口座残高3万円くらい)
毎月のブログ収入は月2〜5万円
などの理由から、今後数年は安定した収入が見込めないことが予想され、滞納せずに返済を進めるのが難しい状況です。
というわけで、収入が安定するまでの間、奨学金返還猶予制度を利用してみることにしました。
奨学金返還猶予制度とは?
奨学金返還猶予制度(一般猶予)とは、失業中や入院中、借金の返済中などで、奨学金の返還が困難な場合に、『奨学金返還猶予願』の申請によって、返還期限を先延ばしにしてもらう制度です。
猶予期限は、最短数カ月から最長10年まで延長可能(※ただし1年ごとに届け出が必要)。
猶予期間中は、第二種奨学金であっても利子が増えることはありません。
奨学金返還猶予の手続方法
奨学金返還猶予の手続き方法は、いたってカンタン!と言いたいところですが、実際にやってみると、書類はわかりにくいし審査期間は長いしで結構面倒くさいです。
手順は下記の通り。
① 猶予願・チェックシート・マイナンバー提出書の入手
必要書類は、奨学金返還猶予の手続き方法ページ(https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan_konnan/yuyo/tetsuzuki.html)からダウンロード、または、電話・FAXにて送ってもらえます。
② 猶予願およびマイナンバー提出書の記入
書類をダウンロードしたら、記入例に従って必要事項を記入します。
③ 必要な証明書の用意
返還猶予期限の申請には、返済できない理由を証明する書類が必要です。
例:失業中⇒雇用保険受給資格者証のコピー 傷病⇒診断書など
④ 提出前のチェック
提出前に、専用のチェックシートで必要書類が揃っているかを確認します。
⑤ 提出
郵便局にて簡易書留で発送します。
審査に約2ヶ月かかるとのことだったので、すでに奨学金を滞納している人や、今すぐにでも引き落としを止めて欲しい人は早めの申請が吉。
書類に不備がある場合、手続きが送れることもあります。
奨学生番号がわからない場合は?電話で確認しよう!
奨学金返済猶予願いを提出する前に、そもそも自分の奨学生番号がわからない!という方も多いと思います。
奨学生番号は通常、奨学生証・返還誓約書、登録住所へ定期的に郵送されてくる奨学金の振替案内等に記載されています。
手元に奨学生番号を確認できる書類が無い場合は、奨学金返還相談センターへ連絡してみましょう。
本人確認として、下記の項目に答えると、奨学生番号を教えてもらうことができます。
- 生年月日
- 奨学金をもらっていた時に通っていた学校名
- 当時登録した電話番号
- 当時登録した住所
登録した電話番号・住所が変わっている人は、電話をする前に前の電話番号・住所を記載したメモを用意しておくと話がスムーズです。
大学進学と同時に、沖縄⇒福岡⇒沖縄と3回引っ越している私は、実家と転居先のどの住所を登録していたか曖昧だったのですが…
私『え〜と、福岡県…』
電話の人『あ、そちらではないです。』
私『あ、沖縄県〜』
電話の人『そうです〜。』
と、スタッフが正誤を教えてくれたので助かりました。
登録している住所がわからない人は、とりあえず心当たりの住所を全部口にしてみて\(^o^)/
ついでに、電話口で住所変更もできました◎
失業中の私が実際にやってみた!返還猶予願の書き方とか提出書類とか
自宅にプリンターが無い私は、電話にて返還猶予申請書類の発送をお願いしました。
そして約1周間後に届いた書類がコチラです。

合計6枚。半分は各書類の書き方や注意事項だったりするので、提出書類だけを抜き出すとこんな感じ。

① 減額返還願・返還期限猶予願【提出前チェックシート】
①の減額返還願・返還期限猶予願【提出前チェックシート】は文字通り、必要書類に記入漏れが無いかを確認するチェックシートです。
すべての書類に記入後、チェックを入れながら確認するやつ。
② 奨学金減額返還願/奨学金返還期限猶予願
②の奨学金減額返還願/奨学金返還期限猶予願には、奨学金返還期限の猶予を希望する期間や、今回猶予を申し込む理由を記入します。
③ マイナンバー(個人番号)提出書
③のマイナンバー(個人番号)提出書には、マイナンバーカードの裏と表を印刷して貼り付けます。
マイナンバーカードを発行していない場合は、通知カードの表面のコピーと免許証やパスポートまたは、保険証など、公的身分証明書のコピーを用意する必要があります。
マイナンバーがわからない(持ってない)場合は、マイナンバーが記載された住民票の写しが必要になるため市役所に行くハメに…!(どん☆マイ)
④ 離職票のコピー ※経済的に返済が難しい事を証明する書類
④は、経済的に返済が難しい事を証明するための書類です。失業中や傷病中による休職中など、返還が難しい理由によって提出する書類が違います。
私のように失業中で、すでにハローワークで雇用保険喪失の手続きをしている場合は、マイナンバーカードの提出のみでOK(マイナンバーで失業中の情報が紐付いているので。)
まだ手続きをしていない人は、離職票のコピーを添付する必要があります。
離職票がまだ手元に届いていない場合は、退職した会社から発行してもらえる『雇用保険被保険者資格喪失確認通知書』のコピーで代替できます。(※ただし、喪失理由が”離職”で、離職年月日が確認できるもののみ)
4つの書類が準備できたら、『【重要】マイナンバー(個人番号)の提出についてと記載された書類』の『必要提出書類と手順』を見ながら、すべての書類が揃っているかをチェックしましょう。

(どうでもいいけど、書類のタイトルと中身があってないのではないか?と思います。)
奨学金の返済が難しい理由について
奨学金返還期限猶予願には、返還が困難な理由を記入する項目があります。
コチラは、記入例を元に書いた私の返済困難な理由です。
2019年6月から失業中です。副業のブログから月2〜5万円の臨時収入が有り、また8月から失業保険を受給する予定です。しかし、食費や家賃・光熱費に、通信費、毎月カードの返済などがあり、生活するのでいっぱいいっぱいです。そのため、奨学金の返済が困難な状況です。奨学金返還期限の猶予をお願いいたします。
本来であれば具体的な支出金額を記載する必要がありますが、『失業中で無収入な状態がマイナンバーでわかるはずだし…』と収入・支出の数字を省いてしまいました。
これで落ちた場合は、また追記します。
みんなはしっかり数字も書こうね!
同じように、『今後の返済の見通し』欄については、
現在、就職先を探しながらフリーランスとして生きる道を模索しています。収入が安定次第、返還期限猶予短縮願を提出します。
と記載しました。
審査結果をまとう。
すべての書類の準備ができたら、郵便局にて簡易書留で発送します。
あとは、審査結果を待つだけです。
審査結果が通知されるまでだいたい約2ヶ月。その間、奨学金の引き落としがストップすることはないとのことなので、生活費がカツカツな人は注意が必要です。
承認通知は、自分と奨学金を申し込んだ時に登録した連帯保証人の計2箇所に発送されます。
連帯保証人(たぶんほとんどが親)に、経済的に厳しい状況を内緒にしている人は、通知が届く前に言い訳を考えておいたほうが良いかも…w
まとめ
奨学金返済猶予願は、失業中や傷病中はもちろん、年収が300万円以下の場合も”経済的困窮”として申請できるようになっています。
猶予期間中は、利子(延滞料)が増えることはありません。
このシステムを利用して、一旦返済をストップ⇒お金をためる⇒まとめて返済 のステップを踏み、利子を減らして3年間で完済したという強者もいました。
今、失業中の人はもちろん、年収300万以下で、お金に余裕が無くていつもカツカツという人、奨学金とは別に借金を背負っていてそれを早く返済したい!という人は、一旦返済をストップして、生活を立て直す期間を設けてみるのも有りかもしれません。
ちなみに、奨学生番号を確認した後、奨学金情報をインターネットで確認できるスカラネット・パーソナル – JASSOに会員登録をしておくと、いつでもどこでも、転居届や繰り上げ返済などの手続き、残高の照会などができるようになります。
下記は、スカラーネット・パーソナルで早速確認した私の返済残高。

あと10年ある〜、先は長いぞ♡
おわり
9/2 追記 奨学金返還期限猶予承認通知 届きました
8/26に奨学金変換期限猶予承認通知が届きました。

申請したのがこの記事をUPした7/23前後なので、約1ヶ月強で承認されたことになります。
入っていたのは、猶予承認通知とマイナンバー 制度に関するお知らせ用紙です。

猶予通知には、奨学生番号とともに猶予期間と次回の返還開始日、次回振替額が記載されています。

私の猶予期間は、2019年8月〜2020年7月までの1年間。期間中、毎月1.5万円、12ヶ月で18万円が浮くと思うと、だいぶ気が楽になります。
この間に、自分で稼ぐスキルを身に着けて、倍速で返済できるように頑張りたい。
奨学金返済猶予制度は、会社員の場合、年収300万円以下であれば『経済的な理由』として申請できます。
私のように失業中の人はもちろん、他の借金を返済中だとか、スキルUPのために習い事がしたいという人でも利用可能です。
奨学金返済で、生活に困っている…という人は、無理をせず一度『奨学金返済猶予制度』を利用してみるのもオススメだと思います。