こんにちは。
つい先日、化粧品検定1級を受験してきました。
試験の出題範囲は「公式テキスト&問題集」とのことでしたが、さすがにテキスト&問題集からそのまま出題されるわけがないだろうと踏んでいた私。
「どんなふうに問題が出題されるのか」「どれくらい難しくひねられているのか」とかなり不安で、試験直前まで一つでも多くの単語名とその効能を頭に詰め込もうと必死でした。
幸い、実際の出題形式はほとんど公式テキスト&問題集のママ。
試験終了後は「こりゃあ受かるかもしれん」とちょっとだけ気分が上がっていたのですが、つい先程公式サイトで「正答率70%」という数字を見て、またしても不安にかられています。
とりあえず今回は、先日の受験の反省点も踏まえて、私が行った勉強法と試験を受けた感想をまとめてみます。
化粧品検定(コスメ検定)とは?
化粧品検定とは、文部科学省後援の「化粧品を正しく使うための知識を持つ、スペシャリストを育成する」ための民間資格です。
どのブランドの化粧品が良い悪いではなく、その成分や働きを理解して目的に合わせた使い方ができるようになることを目指したもの。
美容関連の知識を浅く広くカバーした感じの資格という印象で、1級のテキストには化粧品検定に助力した、各分野を代表するスペシャリストの顔写真も掲載されています。
無料でWeb受験ができる3級を始めに、皮膚の構造や肌の悩みに対する化粧品の選び方を学ぶ2級、化粧品の成分を始め歴史や広告に関する法律を学ぶ1級に分かれていて、1級を取得した人にはさらに所定の研修プログラムを受講することで”コスメの専門家”として認定される「コスメコンシェルジュ」という資格が用意されています。
[blogcard url="https://cosme-ken.org/"]
私が化粧品検定2級を飛ばして1級を受けようと思った理由
検定を受験するのは、やはり主に美容関係の仕事をする人が多いようです。
私はといえば、「美白」や「保湿」という広告コピーに踊らされず、自分の肌トラブルに見合った成分がしっかり含まれているか自分の目で見極めたかったというのが主な理由です。
「美白成分」一つとっても、「メラニンの働きを防いでシミができるのを防ぐ」タイプと、「すでにできてしまったメラニンの排出を促す」タイプ、「メラニンを還元して、元の肌色に戻す」タイプと、本当に色々あるんですね。
頬に1cm大のシミがある私は今まで「美白」とつく化粧品に見境なくお金を落としていたのですが、化粧品検定を受けることで「美白成分」の中でも自分に合った成分を理解し、長年悩まされている肌トラブルを無駄なく解消したいと思っていました。
そうして受験を決めたのが化粧品検定1級です。
突然2級を飛ばして1級に挑んだのには色々理由があるのですが、1番は「沖縄では年に1回しか検定が開催されないこと」。
全国では年に2回開催されている化粧品検定ですが、地方になると予算や人員、受験希望者数の兼ね合いからか、年に1回となってしまうんですね😭
さすがに一年先まで受験を伸ばすのも嫌で…、いちかばちか2級を飛ばして1級を受験することにしました。
【完全独学】化粧品検定の勉強期間とその方法
私が化粧品検定を受けようと決めたのは、第12回試験ー5月26日の申し込み締め切りが迫った3月下旬。
3月の下旬に1級・2級のテキスト・問題集を購入し、4月の初め頃に検定に申し込みました。
試験勉強期間は約2ヶ月です。
1級の出題範囲は、1級・2級のテキスト・問題集からと記載されていたのでとりあえず問題集に焦点を合わせ、
4月:1級・2級の問題集を解く⇒間違った分野はテキストで熟読&成分名やその働きをノートに書き写す
5月:1級・2級の問題集をもう一回解く⇒間違った部分のノートをもう一度見返す
を繰り返しました。
今まで、自分のカラダのあらゆる部分にコンプレックスをいだき、それを解消しようといろいろな本を読み漁っていたのですが、今回はそれが功を奏して、ネイル・頭皮ケア・脱毛・ボディ・歯とほとんどの分野において、構造を理解する上でのとっかかりができていてかなり助かりました。
ただ、カラダから分泌される皮脂やホルモン、コスメの成分等、細かい部分の名称はさっぱりで…。
最後の1週間は、どうにかして成分名だけでも覚えようと無駄に頭文字をくっつけて頭の中で反芻。
例えば、「パラベンの種類」のページでは、4つのパラベンが抗菌力の順番に並べられえいるのだけど、
ブチルパラベン>プロピルパラベン>エチルパラベン>メチルパラベン の頭文字をとって「ブプエメ」と何度も呪文のように唱えて、
それでも覚えられない場合は、「なんかこう五十音順で、バ行はパ行より絶対前!その次にマ行と見せかけてア行!みたいな、自分で無理やり単語に意味付けをして覚えましたw
また、もともと意味や構造を理解しないとなかなか覚えられないタイプの人間なので、皮膚の構造はとりあえずイラストを描いて自分の中に落とし込んでいきました。
図を描くことでイメージを頭の中に取り込んで覚える作戦。 pic.twitter.com/VV9AIrtxbL
— 南国OLのほこ@はてなブログ (@saiyase_60) 2019年5月23日
そして受験当日
第12回化粧品検定の試験は午後2時ごろから始まりました。
指定された会場に集まっていたのは総勢70名。そのうち男性も3〜4名ほどいて「コスメ男子…!!」と思ってしまいました。
問題数60問に対して試験時間は1時間です。
受験に関する注意事項に、「問題の内容をSNSやブログにUPすることを禁止する」との記載があったので、何が出たと細かくは言えないのですが…。
とりあえず公式テキスト・問題集をしっかり読み込んでおけば満点とれそうな勢いです。
最後の手段として成分名だけをひたすら詰め込んだ私は、ちょっと焦った部分もありましたが、「この成分名聞いたことないし、聞き覚えのあるこっちにしよう!」という感じで回答を選択しました。
問題をすべて解いた後は、15分ほど時間があまっていたのでとりあえず見直し。
見直し時に怪しい問題の回答を修正すると、たいてい修正前の回答が正解しているパターンが多いので、書き直したい気持ちをぐっと堪えました。
まとめ:化粧品検定1級の合格は、テキスト&問題集を素直に読み込めば大丈夫◎!
今回化粧品検定を受けて感じたのは、合格したいなら「テキスト&問題集をもっと素直に時間をかけて読み込むべきだった」ということ。
ひねくれた問題、難しい問題はほとんど無く(マーク式回答だし)、「どれだけ正確に理解しながら覚えられるか」が勝負だと思いました。
美容業界で働く人の土台としてはもちろん、これ以上広告コピーに踊らされて、お金を無駄にしたくない人、自分の目で商品の価値を見極めたい人は、是非一度チャレンジしてみてくださいね!
おわり
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