[box04 title="前回の記事"]【入院準備編】上下左右、計4本の親知らずを全身麻酔で抜歯した話[/box04]
入院初日:アニメ【ヴァイオレットエヴァーガーデン】でひたすらすすり泣く。
入院初日は、最寄りのショッピングセンターで、スリッパとスキンケア用品を買い揃え、お昼を食べたあとの正午過ぎ頃に病院に入りました。
当日は祝日のため受付が閉まっていたので、直接ナースステーションへ。
窓口のスタッフに入院書類を渡すと、身長・体重を計測してすぐにベッドへと案内されました。
それから担当の看護師さんが来るまで待つように言われたのですが、待てども待てどもなかなか来ない。
備え付けのテレビがありましたが、有料のカードを挿入しなければ仕組みだし、パソコンは無いしで…。
結局持参したポケットWi-Fiを早速ONにして、Netflixのアニメを見始めました。
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余談ですが、入院時に視聴したアニメ『ヴァイオレットエヴァーガーデン』は、兵器として育てられた主人公が、戦争で行方不明になった上官の「愛してる」の言葉の意味を理解するため、戦後、手紙を代筆する「自動手記人形」の職について、利用者の手紙に込める想いを通じて「愛」について学んでいく話です。
京都アニメーション制作で、画もめちゃくちゃキレイ。その上毎回毎回泣けるお話なので、気になる方はぜひご覧くださいね!!
\突然のCM/
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看護師さんが現れたのは、私がベッドに通されてから約1時間後だったと思います
入院書類の確認後、教えてくれた手術までのスケジュールは以下のとおりです。
☑ 24時以降は何も食べない ☑ 翌日朝8時以降は水も飲まない ☑ 翌日9時に点滴 (9時前には病院が配布する手術着に着替えておくこと) ☑ 手術開始は10時頃、は前の人が終わるタイミングで、担当の看護師が呼びに来る
その後は、看護師さんや担当医が入れ替わり立ち代わりで様子を見に来るものの、基本的に暇で暇で。
病院に併設されたコンビニでおやつを購入して、夕食までつまみながらアニメをひたすら見続けました。
めちゃくちゃ通信料を消費したと思うので、Wi-Fiレンタルしておいてよかった…!
ちなみに18時ごろに配膳された夕食はこんな感じ。
メインディッシュの量の少なさに驚愕しましたが、ご飯の量が多くて普通にお腹いっぱいに。
それから10時に病室の明かりが消えたものの、緊急入院用の病室だったため午前2〜3時ごろまで周りがパタパタとせわしなくて。
結局、眠りについたのは深夜2時頃でした。
手術当日:いよいよ全身麻酔です…!
目が冷めたのは、外が明るくなり始めた午前6時頃です。
6時半には病室の明かりも点灯し、まわりがせわしなく動き始めます。
8時頃には、看護師さんが訪れ再び本日のスケジュールチェック。
前日からの支持通り、24時以降は食べ物を一切口にしておらず、8時以降は水を飲むこともやめたので結構空腹でした。
それから事前に配布された手術着に着替え、9時に点滴を打つ看護師さんが現れるのを待ちます。
9時前には彼氏も到着し、準備万端。
その後すぐに看護師さんが現れ、点滴開始です。
手術開始までの約1時間、持参した本を読む集中力もアニメを見る気力もなくひたすらそわそわ。
途中で薬剤師さんが術後の痛み止め&胃薬、うがい薬を持ってきたり、呼ばれる約30分前にはトイレを促されたりしました。
そして、いよいよ手術の合図。
看護師さんに従い、オペ室へ移動します。
この時彼氏は、専用の待合室で待機です。
オペ室に到着するやいなや、待機していた5〜6名の医師・看護師さんたちが、私を寝台に横たわらせたあと、カラダに心拍数をはかるマシンを取り付けたり、点滴を取り替えたり、テキパキと動き始めました。
私はといえば、「いつ麻酔が投与されるんだろう?」と手足を固定されたり、酸素マスクを装着されながらそわそわしていたのですが、次の瞬間にはすでに夢の中。(オペ室に通されて約5分後ぐらい)
多分、入室と同時に取り替えられた点滴が麻酔薬だったのだろうけど、「全身麻酔の効果のほどを絶対ブログにかいてやろう!」と張り切っていたので、せめて「麻酔投与します〜」の合図は欲しかったな…!
それから手術が終わるまでの約1時間半、内容は覚えていないけど本当に何かの夢を見ていて、起こされたときには「頼むもっと寝かせてくれ…」と思っていました。
術後:鼻・口・喉が乾燥してガッスガスで、ひたすら水を飲む
朦朧としながら目をさますと、鼻に挿入されていた酸素チューブが引き抜かれました。
鼻から酸素を送り込んでいたせいなのか、また、口をずっと開いたまま手術をしていたせいなのか、鼻・口・喉が乾燥してガッスガス。
看護師さんの呼びかけに声にならない声で応答すると、手術が無事に終わったことを告げらました。その後、手術台から寝台へ移されそのまま様子見用の病室へと運ばれます。
オペ室から出たときに、彼氏と先生が何かを話していた記憶や、私への声かけに返事をしていた記憶はあるのですが、内容はうろ覚え。
彼氏いわく、抜歯した歯を受取、どれがどこの歯との説明をうけたとのこと。また、下の歯を抜歯する際に舌の神経が見えたから、もし触っていたら麻酔が切れた際に一時的に舌がしびれる可能性があると言われたそうです。(逆に見えたからこそ、触らなかったから大丈夫だと思うけどとも。)
私はといえば、先生の声かけに言葉になっていない言葉で返事とお礼をしていたのだとかw
病室に移されると、あとはひたすら麻酔が覚めるまで様子見。
幸い痛みはほとんどなかったのですが、酸素チューブの影響で鼻は鼻くそが詰まって呼吸がしにくいし、口は閉じなくて唇がパリパリになるし、喉は乾燥してガッスガスだして、この時間帯が一番しんどかったと思います。
途中彼氏にお願いして、何度か唇を水で濡らしてもらったり、持参したタオルで口元を覆いながら呼吸をすると幾分はましになりました。(ちょっと血の塊がまざった鼻くそも取り除き、鼻の通気性もよくしました。とれた鼻くそは彼氏に渡しました。)
また、両頬に異物感というか不快感があり、寝返りを打つことができず、途中体勢がきつくなって寝台を起こしてもらったりしました。
全身麻酔がぬけて意識がはっきりしだしたのは、14時ごろだったと思います。
歯茎がじんわりと痛みを帯びてきたような気がして、慌ててナースコールをすると、看護師さんが午前中に処方された痛み止めと胃薬を飲ませてくれました。
その後、薬が効くまでの30分は再び横になり鈍痛が消えるのを待ちます。
途中、カラダについているマシンを外されたり、病室を移動したりとちょっとバタバタしていたのですが、15時頃には痛みもほとんどなくなり、トイレに立てるようになっていました。
病室を移動してから数分後に、担当医の簡易診察。口の中を確認され、下の歯を抜歯した際に血が止まらなかったので”血抜きのためのチューブ”が縫い付けられていることを教えてもらいました。
自分で口の中はよく見えなかったのですが、イメージを図にするとこんな感じ。
このチューブを通して傷口から出る血を外に排出することで、頬の腫れ具合がだいぶ変わってくるのだとか。
なるほどそれはありがたい!と思ったのですが、口を閉じようとするたびに奥歯でチューブを噛む⇒傷口をかんでしまったかとびっくりするの繰り返しで、ちょっと大変でした。
夕食から就寝:痛み止めが切れるのが怖くて、すでに1日の上限を満たした痛み止めを就寝直前に再び飲む
食事は、夕食からとることができます。
痛みは無いのですが、口が開かない&チューブが入っていてかみにくいので全粥飯。
スープの美味しさが身にしみましたが、おかずは食べづらくてほとんど残してしまいました。
それから眠るまで、かなり時間はあったのですが、アニメを見たり本を読んだりする気力と集中力はまったくなくて。
ただひたすら口の乾燥を緩和するためにお水を飲み30〜1時間おきにトイレに行くを繰り返しながら、眠ったり起きたりを繰り返しました。
時間はたっぷりあるのに、何もできないのはかなり苦痛です。
幸い同室の人が見ていたテレビから漏れるバラエティ番組の音で多少気を紛らわすことができたのですが、頻繁にチャンネルを変える人で、心の中で「もう少し落ち着いてテレビ見ようよ!!」と思ってしまいました。
眠りについたのは、消灯してから2時間後の24時ごろです。
真夜中に痛みで目を覚ましたくない私は、夕方に飲んだ痛み止めの効果が薄れてくる時間帯を確認して、看護師さんの許可をもらい再び痛み止めを服用して眠りにつきました。
前日と違い、病室が騒がしくなることもなく朝までぐっすり眠れて良かった。
次回の記事では、入院にかかった費用や、退院から痛み&腫れ具合の経過観察をまとめています。
[box04 title="次回の記事はコチラ"]【退院とその後】上下左右、計4本の親知らずを全身麻酔で抜歯した話。【入院費と術後の経過報告】[/box04]
おわり
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