こんにちは。
父の胃にピロリ菌が生息していることが発覚し、
「もしかして私も?」と血液検査を受けたら、見事に陽性反応がでたアラサーOLです。
さっそく除去治療をしてもらうべく、きつい・しんどいとウワサの胃カメラ検査を受けてきました。
今回はその手順や、実際に私が受けた検査手順、支払った料金などをまとめています。
ピロリ菌って?
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)とは、胃の粘膜に生息している細菌のことです。
1982年に、オーストラリアの医師が発見したもので、胃炎や胃潰瘍、胃がんなど、胃の病気に深く関わっていることが確認されました。
日本では、およそ3,500万人が感染していると言われており、積極的な除去治療が推奨されています。
ピロリ菌の検査&除去治療
ピロリ菌が胃の中に生息しているかどうかを調べるには、主に下記4つの方法があるようです。
・抗体測定ー血液や尿を採取してピロリ菌に対する抗体の有無を調べる検査 ・尿素呼気試験ー吐き出された息(呼気)を調べる検査尿検査 ・便中抗原測定ー便を採取してピロリ菌抗原があるかどうかを調べる検査 ・内視鏡検査 引用:検査から除菌まで | 除菌療法を受ける前に | ピロリ菌のお話.jp
内視鏡を使用しない上記3つの検査を受ける場合、
1つの検査結果が陰性であっても、ピロリ菌に感染していることがあるため、複数の検査を行ったほうがいいのだとか。
ただし、これらの検査や治療に保険が適用されるのは下記の場合のみ。
・ 胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療を受けているか治療経験のある方 ・胃MALTリンパ腫 ・特発性血小板減少性紫斑病 ・早期胃癌に対する内視鏡治療後の方 ・内視鏡検査において胃炎と診断された方 引用:ピロリ菌専門外来(自費診療/保険診療)のご案内 | 内視鏡内科・胃がんリスク検診(ABC検診)のご案内 | 外来の患者さんへ | 市立芦屋病院
最近は、会社の定期検診にオプションとして付けられるところも増えているようで、
今回私もそのオプションを利用し、血液検査で調べてもらいました。
結果は予想通りの陽性。
しかし、ただピロリ菌に感染しているだけでは、除去治療に保険が適用されません。
そのため、定期検診でピロリ菌感染の疑いがあると診断されたほとんどの人は、
健康診断の結果と合わせて届いた紹介状を持参し、除去治療の前に胃カメラ検査を行います。
胃カメラで胃炎の症状が確認されれば、保険適用内で治療を受けることができます。
ピロリ菌の検査から除去治療までの流れ
ピロリ菌検査で陽性反応が出た場合は、下記の手順で除去療法が行われます。
①ピロリ菌検査 ↓ ②一時除菌療法(胃酸の分泌を抑える薬と2種類の抗菌薬を7日間服用) ↓ ③ 胃潰瘍や胃炎など、もとの病気の治療 ↓(4週間以上あけます) ④ピロリ菌検査 引用:検査から除菌まで | 除菌療法を受ける前に | ピロリ菌のお話.jp
除菌治療後のピロリ菌検査で、ピロリ菌がいないと診断されれば、晴れて除菌成功です。
しかし、ピロリ菌がまだ生息していることもあるようで、
その場合は再度、薬を変更し二次除菌療法(7日間の服薬)が行われるようです。
私の場合は、③番の”もとの病気の治療”ステップが不要なようで、(?)
一時除菌治療後、6週間以上開けてピロリ菌の検査を受けるように言われました。
口と鼻どっちがラク?胃カメラ検査の様子
ここからは、実際に私が受けた胃カメラ検査の様子をまとめています。
胃カメラ検査には、従来の口から通す経口タイプと鼻から通す経鼻タイプの2種類あります。
一般的には、『おぇっ』と嘔吐反射が出てしまう経口タイプより、
鼻から通す胃カメラ検査がラクだと言われています。
最近は、鼻から通すタイプ『経鼻胃内視鏡検査』を優先して行う病院も多いようです。
ただし、ホコリや花粉など、アレルギー性の鼻炎を持っている人は、
鼻が敏感であったり、鼻孔が小さくなっていてカメラが通らないことがあるので、
本人が経鼻をお願いしても、経口タイプに切り替わる場合があります。
実際、ホコリによるアレルギー性鼻炎を持っている私も、鼻からをお願いしていたのですが、
鼻孔の大きさを細い管で調べられたあと、ちょっと狭いということで経口タイプに切り替えられました。
※ ちなみにこのときは、鼻の中に液体麻酔を入れられているので、痛みはほとんどありませんでした。
経口タイプの場合は、嘔吐反射がでないよう鎮静剤を使用するケースが増えているようで、
私も鎮静剤を打たれ、10分後にはまどろみの中。
少ししてお医者さんが登場し、いよいよ検査スタート。
横向きの状態でマウスピースのようなものをはめられ、胃カメラを投入されます。
正直な話、それからはの記憶はかなり断片的。
検査中に大きなゲップが出てしまい、恥ずかしくて声をあげたこと以外は覚えていません。
検査注、看護師さんがずっと背中をさすってくれて、なんて素敵な病院なんだ!と感動しました。
10分ほどで検査は終了し、看護師さんに支えながら別のベッドへ移動。
それから30分ほど横になり、鎮静剤が抜けたあとに診察室へ。
胃カメラで撮影した写真を見せられ、無事に(?)慢性胃炎と診断されました。
正直、胃炎であることを自覚していなかったのですが、
どうやら、歳のせいだと思っていた胃もたれが胃炎の症状だったようです。
現在は、1日2回3種類の薬を服用しています😊
ピロリ菌検査の費用(保険適用の場合)
今回検査&お薬代にかかった費用は下記の通り。
血液検査:¥0(会社負担)
診療費:¥4,920
治療薬:¥1770
合計:¥6,690
保険適用外の場合は、種類にもよりますが、検査&診断料だけで1万円を超えるところもあるようです。
まとめ
胃カメラ検査はきついと聞いていたので、最初はかなり緊張していたのですが、
鎮静剤のおかげで痛みや不快感もなくに終了することができました。
看護師さん曰く『スムーズに終わった方』ということだったので、個人差はあるようです。
ちなみに、胃カメラを受ける前日、海外ドラマを夜中の3時まで見ていたこともあり、ほとんど寝不足でした。
寝不足で鎮静剤の効き目が変わるか聞いたところ、寝不足のほうが効きやすいかもということ。
逆に効果が出にくいのは、前日にお酒を飲んでいる人が多いらしいので、
胃カメラ検査を受ける前日は、お酒を飲まないようにしましょうね😊
現在は、自宅でピロリ菌の有無を確認できる検査キットも販売されているようです。
正確に判定する場合は、複数検査が推奨されていますが、
病院に行く時間が無いという人は、目安として受けて見るのもおすすめです。
一緒に住んでいる私の彼氏も、まずは自宅で検査をしようとホリエモンの本と一緒になった検査キットを購入していました。
こちらは、検査キットとは別料金で検査費用2500円がかかりますので、注意してくださいね。
使用感や検査結果については、後日彼氏のブログURLを追記します。
今回お世話になった病院
愛和ファミリークリニックさん
待合室も広々としていて、看護師さんお医者さんともに話しやすかったので、個人的にオススメ。
初心の場合は、メールにて予約をお願いすることもできますよ😊
おわり