[box04 title="前回の記事はコチラ"]【北京発!シベリア鉄道で行く、ロシアW杯応援13日間の旅】ー2日目(後編)ー初めての国境越え。中国からモンゴルへ、出・入国審査はどんな感じ?[/box04]
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モンゴルの車窓から
翌朝、窓の外には、どこまでも続く荒野が広がっていました。
モンゴルのイメージといえば、豊かな牧草地に季節ごとに移動する遊牧民だったのですが、 最近は国土の90%で砂漠化が進行し、遊牧民も減少傾向にあるようです。
が、家畜の数は増加傾向に有り、さらなる砂漠化が懸念されているとかいないとか。
そんなわけで、車窓からも度々、草を食む家畜の姿が目に入ります。
こちらは、軽トラを使って家畜を誘導する姿。
時々、有名な移動式住居『ゲル』の姿もありました。
時間はたっぷりあるので、Kindleに入れておいたカメラ初心者向けの本『カメラはじめます』を参考に、持参したミラーレスカメラで遊んでみます。
ちょっと設定を変えるだけで、『The 砂漠』って感じの写真に大変身。
約4年前に購入してから、全く使いこなせてなかった分、ここぞとばかりに撮影しまくります。
これが後に、悲劇を生むことになろうとは…。
ちなみに、この時の車内の気温は30°を超え。
客室に扇風機はあるのですが、狭い部屋に大人4人はやっぱりちょっと暑苦しい。
砂漠の砂が入ってくるため、唯一開けることができる廊下の窓も締切状態です。
それでも窓枠に溜まる砂を、時々、車掌さんが鼻歌を歌いながら拭き取っていました。
朝食
シベリア鉄道各車両には、自由に使える飲食用の給湯器がついています。
矢印の黒いレバーを引くと、熱々のお湯が出てくる仕組みです。
私たちはこのお湯で、人生初のドライフードに挑戦しました。
カップ麺よりかさばらない上、パスタやシチュー、リゾットなどバリエーションも豊富です。
特にこちらのパスタは美味しかったので、よかったらぜひチェックしてみてくださいね♪
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写真はこちらのアウトドアクッカーを使用していますが、大きめのマグカップでも大丈夫そうです。
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『ここはゴビ砂漠ですか?』相部屋の中国人とコミュニケーションを図るの巻
砂漠地帯が見えるようになってから、ずっと気になっていたこと。
それは、『ここってゴビ砂漠?』。
正直世界の地理はあまり頭に入っていないので、どうせならと相部屋の男性に片言英語で質問。
すると、『ゴビだけどゴビじゃない』とちょっと笑われてしまいました。
あとで調べたのですが、
ゴビとは、石ころや砂が混じった土壌に生育の悪い草がまばらにはえた草原のこと、または、石ころのごろごろした荒れ地を指す普通名詞。ーオンライン砂丘・沙漠講座より
つまり、現地の人にとっては、砂漠のような荒れた大地全てがゴビで、
特別に”ゴビ砂漠”というところは存在しないらしいのです。
通りで変な顔されました。
その後、牛や馬、羊の中国語を教えてもらったり、
日本から持ってきたお菓子を一緒に食べたりしているうちに、モンゴルの首都ウランバートルに到着。
相部屋の2人をはじめ、ほとんどの乗客が降りていきます。
それにしても可愛い中敷きでした。。
4.モンゴルの首都・ウランバートルからさらに北西へ
14:35に到着した、モンゴルの首都・ウランバートル駅は、乗降車する人とともに、送迎にきた人たちでわりと賑やかです。
大きなビル群もあり、なかなか栄えている様子。
新しく乗ってきたのは、大きな荷物を抱えたロシア人年配の男女1名ずつ、さらに旅慣れしていそうな中東系の男性1名に、40代の欧米カップルの計5名。
残念ながら、相部屋の人はおらず…。
ウランバートル出発後は、景色の写真を撮影したり、Kindleを読んだりして過ごします。
国境に近づくに連れて、だんだん増えていく緑。
心なしか、家畜も少しずつ肥えていく感じです。
馬を乗りこなす男性。
大地の潤いを示す(?)川もちらほら。
モンゴルの食堂車
夕方にお邪魔したモンゴルの食堂車。
こちらは、車内をRICOHの360°カメラで撮影した様子です。
シベリア鉄道モンゴル食堂車の様子 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
中国の食堂車と異なり、有料のせいかあまり混み合っていません。
小学生国語でおなじみ「スーホの白い馬」で有名な、馬頭琴が壁に立てかけられていて、なかなか良い雰囲気です。
写真付きのメニュー表をもらい、チキンソテーと何かの肉炒めを指差し注文。
セットでライスの小とフライドポテト、野菜炒めのようなものがついてきました。
お皿に浮いた油が少し気になるものの、味もしっかりついていて普通に美味しい。
お会計は、中国元またはロシアルーブル、モンゴルトゥグルク。
私たちはもう使わないであろう中国元でお支払い。
二人分で172元(2500~3000円)とやっぱりちょっとお高めでした。
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