ロシアW杯応援旅行記事一覧
白タクとは
白タク:営業許可を受けずに走行している違法タクシーのこと。
日本国内のタクシーは通常、”運送営業の許可”を得た緑色(軽自動車の場合は黒)のナンバープレートで走行しています。
これに対し、違法タクシーは自家用車の証である”白”のナンバープレートを装着して走行していることから、
国内外の違法タクシーを総じて”白タク”と呼ぶようになったようです。
海外では、ナンバープレート白=違法というわけではないので、ご注意くださいね😊
北京で白タクに捕まった
上海浦東国際空港には、T1・T2ともに規定のタクシー乗り場が設けられています。
この乗り場以外で「タクシー?」と声をかけてくるのは、どの旅行雑誌・サイトを見ても違法タクシー、つまり白タクだから気をつけてね、と記載されています。
そう、白タクなんです。
知っていたのに…!!!!
お金を多く払ってでも早くホテルで休みたかった私達。
ホテルの住所を見せると、『OKOK〜』と二つ返事の男性にホイホイついていきます。
途中「ハウマッチ??」と何度も確認しますが、「夜だからちょっと高いよ〜」みたいなジェスチャーをされ、はぐらかされます。
日本で多めに両替はしているものの、所持金超えられても困るんだけどなぁ〜と思いつつ、
通常のタクシーの列を横切り、どこへ行くのかと思えばまさかの立体駐車場。
ん?ちょっとやばくない?ん???
と困惑する私達を待ち受けていたのは、
白どころか、『黒塗りの乗用車』でした。
しまった!と思ったときには、もうすでに手遅れ。
周りは普通の駐車場で、タクシー仲間みたいな人が数名いるだけで、他には誰もいません。
ここで断ったら何されるかわからない!ということで、おとなしく後部座駅に乗り込みます。
『荷物トランクに入れる??』という白タクにしてはなんとも丁寧なサービスを断るので精一杯です。
車に乗り込むと、スマートフォンに表示された料金計算アプリらしきものを見せられ『OK?』と言われます。
何もOKじゃね〜〜〜〜と思いつつ、『OKOK〜』と空返事。
それから約1時間、地獄のドライブです。
走り始めてから最初の数分間、「ポーン、ポーン」と小さな警告音が微かに響き渡ります。
なんだろう?と運転手を確認すると、シートベルトをしていません。
ひぇえええと声にならない悲鳴を上げていると、
今度は突然、路肩に車が停車します。
何事かと思ったら、今から高速(?)に乗るから代金をくれと言う。
有料道路の代金は客持ちであることは知っていますが、まさか路肩で請求されるとは思ってもみませんでした。
ここで断ったらどーなるの?と考えると末恐ろしい。
それを察した彼氏は慌てて財布から100元を取り出します。
お釣りは返されたので、真っ当な人なのかなと思ったのですが、真っ当な人であれば、白タクやんないよな。
それからホテルに到着するまで終始無言です。
信号は無視するわ、前方の車はバシバシ抜いていくわで全く生きた心地がしません。
挙げ句の果てに『北京駅』という標識が見えたものの、一向にホテルにつかない。
北京駅の近くと聞いていたのにおかしい。
やばい、どこかに連れていかれて金をせびられて、最悪暴行されるのでは?という考えが頭をよぎります。
それを予見するかのように、車は明かりの少ない路地へ。
「これはいよいよやばいのでは?」と変な汗をかきながら、キョロキョロしていると、「ついたよ」と車が停止しました。
道沿いに大きな建物があるのですが、街灯が付いているのみで中の明かりは見えません。
時刻は3:30。
乗っているのは違法タクシー。
ええい、ままよ!
と要求された300元を支払い、逃げるように車を降りました。
(※普通は140元〜150元ぐらいだそうでです。二倍じゃねえか。)
たどり着いたその先は…。
そろそろと建物に近づくと、街頭に照らされた「Inner mongolia hotel」の文字が見えました。
どうやら、無事にたどり着いたようです。
ホテルの中へ入ると、暗闇の中でパソコンの画面を見つめる男性が一人。
「ハロー」と声をかけると、フロントの奥からもう一人男性が現れました。
どうやら、パソコンを見ていた男性は警備員だったようで…。
フロントの男性にバウチャーを渡すと、明かりをつけて対応してくれました。
内蒙古ホテル紫禁城ー北京
全くリサーチせずに利用した『内蒙古ホテル紫禁城(Inner Mongolia Hotel Forbidden City)』ですが、なんと⭐4つ星ホテル⭐
広い部屋に大きなテレビと、大きめのベッドが二つ。
シャワールーム(バスタブ無し)とトイレも別で、シャンプーやボディーソープ、ドライヤーもしっかり備え付けられていました。
Wi-Fiも無料でしたが、なぜか私たちはログインがうまく行かず…。
滞在中の2時間は、シャワーを浴びたり、荷物を整理したり、少し横になったりして過ごしました。
部屋が広い以外は日本のビジネスホテルと変わらない気がします。
チェックイン時には宿泊費と別にデポジット料金(預り金)500元を請求されますので、ご注意くださいね。
次回はいよいよ、シベリア鉄道に乗り込みます!
[box04 title="次の記事はコチラ"]【北京発!シベリア鉄道で行く、ロシアW杯応援13日間の旅】ー2日目(前編)ーいよいよ出発!国際列車003号(K3)の乗車方法と客室の様子[/box04]