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【はっちゃんの引っ張り癖を治したい②】ポチパパ式トレーニングがうまく行かない理由を考察してみた

前回の引っ張り癖改善記事から早くも10日が過ぎました。

その間に、YouTubeで人気のポチパパさんの本を読み、彼が実践する引っ張り癖改善トレーニング(リーダーウォーク)の動画を見た後で、

試しに八角にポチパパ式リーダーウォークでトレーニングをしてみました。

結果は、うまく行かなかった。

それどころか、強く引っ張ることでかなり怯えてしまいお家に帰宅してからもなんだが元気がない様子です。

多分、八角の性格にはもちろん飼い主の性格(短気)にもあってなかったんだと思う。

というわけで今回は、同じ感じで愛犬を落ち込ませてしまう人が増えないように私なりに「ポチパパ式トレーニングが合わない犬」について考察してみました。

https://no9-labo.com/osanpo-training-1/

ポチパパ式トレーニング

ポチパパさんは、2012年から犬の保護活動を行なっている人です。

人を噛む謂わゆる問題犬と呼ばれる犬たちの保護・トレーニングにに力を入れていて、その様子を配信するYouTubeチャンネルでは「日本のシーザーミランだ!」なんてコメントがついてるくらいにみる人に感動を与えています。

そんなポチパパさんが2021年1月に出した著書「どんな噛み犬でもしあわせになれる」では、

ポチパパさんが保護活動家、問題犬トレーナー(ドッグビヘイバースペシャリスト)に至るまでの経緯と、2012年から2021年までの約13年間で培ってきた、彼なりの犬の問題行動改善方法が簡潔に記されています。

[itemlink post_id="7860"]

我が家は困っていた引っ張り癖のトレーニング方法ももちろんありました。

ポチパパ流 引っ張り癖改善トレーニング

ポチパパ流と言っても、彼がやっているのはリーダーウォークという従来からあるトレーニング方法です。

犬が飼い主の前を歩き、リードがピンと張ったら(テンションがかかったら)進行方向を変えると言うものです。

トレーニングを始めるにあたって、下記の3つを用意する必要があります。

  1. 犬の首輪は耳のすぐ後ろで止めること。
  2. リードは平たくて軽いものを。
  3. 可能であればチョークチェーンを取り入れる(人間の指示が伝わりやすい)

この3つは、犬に痛みや苦痛を与えようとするものではなく、飽くまで人間側の意図を汲んでもらいやすくするためのアイテムです。

さらにポチパパの場合は、犬がリードを引っ張ったら、舌打ちのような音をを出したり、時々犬の後ろ足の付け根をタッチをして犬が飼い主側に意識を向けるように仕向けていたりします。

これは、アメリカのカリスマトレーナー、シーザーミランが利用している方法ですね。

[chat face="30.png" name="" align="left" border="gray" bg="none" style=""]ポチパパさんの本でもシーザーにふれているので、尊敬しているんだと思います。[/chat]

これら全ての条件を揃えてリーダーウォークをスタートすることで、成功しやすくなるんだと思います。

しかし、我々一般人にとってこの条件を整えるのはかなり難しいです。

せいぜい首輪の位置を正して、リードの持ち方を変えるぐらいだと思います。

私もまさにこの方法で、ポチパパ式のリーダーウォークをやってみたわけです。

[jin-iconbox01]完全にポチパパ式を実行しているわけではないので注意![/jin-iconbox01]

実際にやってみた話

使用したのは、いつも使っているリード。

ホームセンターなんかで販売されている少し太めのものです。

で、お散歩前に首輪の位置を高くして固定するはずでしたが、これは忘れてしまった。

[chat face="30.png" name="" align="left" border="gray" bg="none" style=""]ダメダメですね汗[/chat]

そんなわけでポチパパ流に見せかけたエセポチパパ流になってしまっていたことに気づきました。

がしかし、このままでも大丈夫だろうとそのままリーダーウォークをしてみることに。

ちなみにリーダーウォークをした場所はいつものお散歩コース。公園でうんち・おしっこをしてもらって、道路に出たところからスタートしています。

また、うちの子は気管が弱いかもと獣医師に言われているので、方向転換をする際のアイズもリードをチョンチョンと揺らすだけにしてみました

結果、てんでダメだった

30分ほど行ったり来たりを繰り返しましたが、八角がリードを引っ張らなくなることは一切なく。

スタート地点から一向にお散歩が進まないことに飼い主の私自身がイライラしてしまって汗

  • リードを引っ張る→突然走り出してみる
  • リードを引っ張る→ポチパパのように強く引っ張ってみる(1回だけ)

等変化をつけてみたりしたいのですが、最終的には八角が怯えて尻尾を股の間に仕舞い込んでしまったので途中で中止してしまいました。

八角は怯えたままだし、私も怒ってしまって自己嫌悪だし楽しい散歩にもならなかった。

[chat face="30.png" name="" align="left" border="gray" bg="none" style=""]ごめんって思うけど、私もどうしていいかわからんのよ…。[/chat]

ポチパパ式が八角には不向きな理由

で、私なりに、八角がなぜポチパパ流のリーダーウォークで引っ張り癖が改善しないのかを考えてみました。

もちろんそこには、

[jin_icon_check color="#e9546b" size="18px"]ポチパパと違ってしっかりと首輪の位置を固定していない [jin_icon_check color="#e9546b" size="18px"]支持の伝わり易いリードを使っていない [jin_icon_check color="#e9546b" size="18px"]行動に一貫性がない

など、理由があるとは思うんだけど。

一番はやっぱり八角が正解を理解できていないことにあると思います。

例えば、イルカショーのイルカは、人間が望む行動をした時にはクリッカーという音の出るアイテムを使ってその行動が正しいことを教えられています。

[itemlink post_id="7864"]

クリッカーの音=クイズ番組のピンポーン!という正解音のイメージです。

犬の場合は、「良い子」「上手」などの褒め言葉がそれにあたるのですが、人間の声はトーンが変化するので、正解・不正解を伝えにくいとされています

さらに八角の中では、前へ進むことがご褒美で後ろに進むことが罰(なんか不快)だった場合、

我々人間が、「リードを引っ張ったら逆方向に進む」というのは、進行方向によって八角の中での正解・不正解が変わります。

結果、八角にとっては飼い主がなぜ方向を変えるのか要領が得られず、ずーっと同じことをやらわれてうんざりしたと、そんな感じだと思います。

[chat face="30.png" name="" align="left" border="gray" bg="none" style=""]ポチパパさんが成功したのは、技術はもちろんだけど犬が進行方向をわかっていない(人間に従うしかない)のも大きいと思う[/chat]

リーダーウォークには合う合わないがあると思う

個人的な考察をまとめると、リーダーウォークの成功率を上げるには、下記の条件が必要だと思います。

  1. 指示が伝わりやすいお散歩セットの用意(首輪・リードなど)
  2. 的確な指示(正誤判定)
  3. 犬が知らない道(犬が進行方向がわからず、人間をみるしかない)
  4. リードを強く引っ張っても耐えられる強靭な首の太さ
  5. 飼い主にちょっと脅されても怯えない精神力

上記の条件を全て揃えるのは、一般の飼い主にとってかなり難しいです。

今回のリーダーウォークトレーニングはもちろん、今まで独学で実践してきた引っ張り癖改善トレーニングの経験も含めて、それが身に染みてわかりました。

だからこそ、ドッグトレーナという専門家がいるんだと思います。

これ以上私も嫌な気持ちでお散歩をしたくはないので、今後は八角に合いそうなドッグトレーナーを探すことから始めたい。

今回のお散歩トレーニングは、飼い主の次の行動の選択肢を見極めるいいきっかけになったと思います。

おわり

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