当ブログの犬本レビューは、専門家でもなんでもない飼い主が犬に関する知識を深めたくて購入した本を
- 誰が書いているのか
- いつ出版されたのか
- どんなことが書いているのか
- この本を読んでどう思ったのか?
- どんな人におすすめの本か
とまとめているものになります。
犬の知識を身につけたいけれどどの本を読めばいいかわからないって人の参考になるといいな!
https://no9-labo.com/kindleunlimited-inubon/
犬はあなたをこうみている詳細
タイトル | 犬はあなたをこうみている 最新の動物行動学でわかる犬の心理 |
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原題 | Dog Sense |
著者 | ジョン・ブラッドショー 訳:西田美緒子 |
出版年月日 | 2012年 |
出版国 | イギリス |
本のサイズ | 文庫 |
ページ数 | 477P |
写真・図説の有無 | 各章にモノクロの挿絵や実験の図説はあるが数は多くない |
著者:ジョン・ブラッドショーについて
著者のジョン・ブラットジョーは、30年にわたって犬の行動学を学んできたイギリス人です。
専門は人間動物関係学。
本が執筆された2011年時点ではブリストル大学(イギリスの公立大学でQS世界大学ランキング2020では49位)獣医学部の客員研究員で、人間動物関係学研究所の所長も務めています。
他の著書として、『猫的感覚ー動物行動学が教える猫の心理』などがあります。
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『犬はあなたをこうみている』に書いてあること
[caption id="attachment_7717" align="alignnone" width="760"] 『犬はあなたをこう見ている』目次[/caption]
『犬はあなたをこう見ている』は、2012年時点では最新の犬の行動学についてまとめた本です。
前半では犬のルーツを紐解き、中盤では、現時点でわかっている犬の性質や能力を深掘りしていきます。
一昔前までは、犬と狼はイコールとされてきましたが、最新の研究で狼は確かに犬の祖先ではあるが、その性質は全くもって異なることに触れ、
さらに学術的・科学的根拠に基づいた犬の性質から、アメ・ムチどちらの躾方法が犬にとって最適か?という問題にも触れています。
最後は、一昔前とは生活環境が異なる現代の犬に触れ、今後人間がどうやって犬と関係を築いていくべきか?という読者への問いかけで締め括られると言う形です。
各章では参考にした研究結果が詳しく説明されていて、とっても読み応えのある本です。
[caption id="attachment_7718" align="alignnone" width="760"] 少ないがわかりやすい図説もいくつかある[/caption]
個人的に勉強になった箇所
私がこの本を購入したのは、我が家の愛犬・八角の行動を少しでも理解したいと思ったから。
ちょっとだけ古い本ではありますが、私が持っている(主にどうぶつ奇想天外!やポチたまなど一昔前のTV番組で培った)犬知識をアップデートしてくれることに関しては大いに役に立ちました。
また、しつけの項目では、我が家が行っている方法が犬の性質に合っているのか、間違っているのかを考え直すきっかけをくれました。
ただ、難しくてうまく咀嚼できない部分もいくつか合ったので、しっかりと理解するのは何度か読み直す必要もある本だと感じました。
どんな人におすすめの本か
『犬はあなたをこう見ている』は、犬のルーツや性質について、科学的・学術的な根拠を用いてまとめた本です。
本が発行されたのは2012年なので、もしかすると情報の一部はすでに修正されている可能性もあるのですが、
犬についての歴史や性質を学ぶ上での入門書としては最適な1冊だと思います。
と言う人は、ぜひ手にとってみてくださいね。
おわり
今回紹介した本はコチラ
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