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マイクロチップとは
[caption id="attachment_5906" align="alignnone" width="1218"] 光に反射して全然見えなくてごめんね…[/caption]
マイクロチップとは、世界で唯一の15桁の数字が埋め込まれた直径2mm、長さ12mmの円形筒です。
体内に埋め込む迷子札のようなもので、専用の機械でそれを読み込むと、飼い主の情報を照会できるというアイテム。
一度体内に埋め込むと、半永久的に読み取りが可能で、
愛犬が迷子になった際の身分証明になるとして、アメリカやヨーロッパではペットへの装着が義務付けられていたりします。
日本ではまだまだ浸透していないのですが、2022年6月から犬猫へのマイクロチップ装着が義務化されることになっています。
マイクロチップ装着方法
マイクロチップの装着は、通常動物病院で行われます。
ステップは下記の通り。
- 動物病院でマイクロチップを装着
- マイクロチップ登録申し込み用紙に記入
- データ登録料1000縁を支払う
- 日本医師会に郵送
- 飼い主に登録完了の葉書が届く
病院でチップを埋め込んでもらった後、飼い主自身で申し込み用紙を日本獣医師会に送付する必要があります。
① マイクロチップを装着
まずはマイクロチップの装着。
装着前に、愛犬にすでにマイクロチップが埋め込まれていないかを確認してもらいます。
マイクロチップリーダーをわんちゃんにかざして、反応がなければいよいよ装着です。
注射針で埋め込むので、所要時間は通常のワクチン接種と同等でほんの一瞬。
ワクチン注射より針が太いのでわんちゃんによっては痛がる可能性もあり。
我が家の八角は、緊張こそしていたものの暴れず(動けず…?)おとなしくしてくれました。
マイクロチップを装着した後は、再び、読み取りきで正常に読み取れるかを確認してもらいます。
問題がなければ埋め込みは完了です。
② マイクロチップ登録申請書を記入
愛犬にマイクロチップを埋め込んでもらった後は、マイクロチップ登録申請書を記入します。
これは、マイクロチップに埋め込まれた15桁の数字に紐づけられる飼い主情報です。
飼い主が記入するのは、最上部の「飼育者(登録申請者)記入欄」のみ。
残りの動物情報と獣医師情報は、病院側が記入してくれます。
愛犬の生年月日わからない場合は、病院と相談して決めてOKです。
全ての記入を終えたら、マイクロチップの代金を支払って病院での手続きは終了します。
③ データ登録料1000円を支払う
病院での手続きが終了したら、続いては申告書の最後のページに綴られているコンビニ払込取扱票または、クレジットカードでデータ登録料を支払います。
料金は1050円。
登録料を払わない場合、正常な登録ができませんので注意しましょう。
④ 申し込み用紙を日本医師会に郵送
登録料を支払ったあとは、登録申請書の一番上の用紙を切り取って、日本獣医師会へ送るだけです。
専用の封筒は、病院でマイクロチップを挿入した際にもらえます。
⑤ 登録完了の手紙で完了
マイクロチップの登録申請書を送って約1ヶ月、我が家に登録完了を知らせるハガキが届きました。
ハガキの表面には、
- マイクロチップのID番号
- 登録されているペットの名前
- 動物の種類(犬)とその品種
- 生年月日と埋め込み日
が印字されています。
登録内容を追加・変更する場合は、このハガキ(の表面)が必要になるようで、しっかり保管しておくようにとのことです。
ちなみに、この登録完了通知が届く前に、わんちゃんが迷子になってしまうと、埋め込んだマイクロチップが意味を成さない可能性もあるので、
通知が届くまでは、いつも以上に注意してわんちゃんのリードを引いてくださいね^^
マイクロチップにかかった料金合計|私たちの場合
マイクロチップにかかる料金は病院によって違います。
私たちの場合、マイクロチップ代が3000円。
これにプラスして、登録料の1050円を日本獣医師会に支払っているので、合計して4050円になりました。
想像より安かったので助かった。
マイクロチップ挿入後のわんちゃんの扱い
マイクロチップ挿入後は、ワクチンと一緒で2〜3日安静にしている必要があります。
獣医師さんによると、埋め込んだ当日に激しい運動をしちゃって、時々マイクロチップが針穴から飛び出ちゃう子がいるんだそうです。
またネットでは、当日に激しい運動をした場合、マイクロチップが背中から移動してしまうといったコメントも散見されました。
滅多に無いことではあるのですが、念の為2〜3日の散歩は軽めに、自宅での遊びは控えめにした方が良さそうです。
背中に異物感?|マイクロチップ埋め込み後に気になったこと
マイクロチップは、わんちゃんの背中の皮膚の下あたりに埋め込まれます。
なので、触ったらどこに埋め込まれているかわかっちゃう!
マイクロチップ挿入後、初めてその場所を触った時「こんなにボコっとしてて大丈夫なの?」と不安になりました。
だってうちの子、よくカーペットの上でよくゴロゴロしているし…。
散歩中は背中を芝生や砂浜に擦り付けているし。
下手したら内部で破損するのでは…汗!
と、気になって、マイクロチップについて色々調べてみました。
内部で破損?イクロチップの耐久性
マイクロチップによる動物の個体識別(日本獣医師会)のサイトによれば、
日本で本格的に導入された1995年頃から現在までの間、外部からの衝撃により破損したという報告は一切ないとのことです。
背中から移動して内臓を傷つける恐れは?
インターネットでマイクロチップについて調べていると、一部のサイトで、デメリットとして「背中から移動することがある」というのをあげられている記事がありました。
これについては、海外でいくつかの事例があがっているようです。
ただ、移動するとは言っても、皮膚下を移動するだけなので、内臓を傷つける恐れはほとんどないのだとか。
また、マイクロチップは、メーカーによって移動防止処置もなされているので、移動してしまったということも滅多に無いようです。
マイクロチップへのアレルギー反応
最後に、マイクロチップのアレルギー反応について。
動物の体にマイクロチップという異物を挿入するわけですから、拒否反応を心配する飼い主さんも多いと思います。
しかし、日本国内で流通しているマイクロチップはアレルギー反応を起こしにくい素材(生体適合ガラス)が使用されていて、
現時点ではアレルギー反応の報告は無いとのことでした。
母数が少ないので絶対!とは言い切れないのですが、海外の事例も合わせるとアレルギー反応はごくわずかなようなので、
さほど心配することでもないみたいです。
もし埋め込みを検討していて、でもアレルギーが心配な場合は、一度かかりつけの獣医師さんに相談しておくのがおすすめです。
不安な点もあるが、メリットの方がでかい
いくつか気になる点があるマイクロチップですが、現状、愛犬が迷子になった時、戻ってくる確率を考えるとメリットの方がでかいと思います。
特に災害大国日本では、地震に驚いて自宅を飛び出し、そのまま行方不明になった子や、
迷子になってる間、痩せてしまって首輪が抜けてしまった子も居たと聞きます。
迷子札や犬鑑札も、決して万全ではない。
それを思うと、もしものことがあった時のために、マイクロチップという選択は有り寄りの有りなのではないかと思います。
ちなみにマイクロチップは、自治体によって助成金が出ているところもあります。
残念ながら沖縄県内では実施されていませんでしたが、もし金額で躊躇しているなら、そういった助成金を調べてみるのもオススメです。
おわり
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