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千本桜がすぎる!中華BLの”狗血”作家回南雀先生とその作品を紹介してみるね!

中華BL界の狗血作家:回南雀

回南雀先生は、中国の小説配信サイト长佩文学で活躍する中華BL作家です。

作品の大きな特徴は、狗血×虐恋

基本的には悲劇スタートで、主人公二人が結ばれるまで数多の胸を締め付ける展開が盛り込まれています。

そりゃあもう読者である自分ですら息をつく暇がないくらいにです。

この胸を締め付ける展開のことを中国では刀(ナイフ)って表現するんだけど、

そのナイフの余りの多さに私の中で回南雀の異名が千本桜に確定したくらいです。

この作風が、刺さる人には刺さるんですよね!!!!

というわけで今回はそんな回南雀先生の作品の中でも私がすでに読んだりラジオドラマで聴いたりしている作品をピックアップしてまとめてみました。

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回南雀先生の作品紹介

ここからは私自身が実際に読んだり聞いたりした回南雀先生の作品を紹介していきます。

陈伤(古傷)

まず最初に紹介するのは、『陈伤(chenshang)』

日本語に訳すと”古傷”って言う意味になると思う。

2019年2月から同年6月まで中国の小説配信サイト長佩文学で連載されていた作品です。

舞台は、男女以外にアルファ、ベータ、オメガと3つの性を有し、性別に関係なく子供を妊娠できるオメガバース世界(中国語でABO的世界と言う)。

  • 性別関係なく誰でも妊娠できる
  • ベータの地位は他の二つに比べて低い(オメガのように美貌も妊娠機能もフェロモンも足りない)
  • しかもベータは一度しか妊娠できない
  • んでもってベータは子どもを排出する機能がないので出産は開腹によるもの

という設定に加えて、回南雀らしいナイフが幾重にも積み重なっている作品です。

物語の主人公は、ベータの宁郁(ning-yu/ニンユー)

金持ちの愛人の母親と、世間体は良いが実は狡猾な兄を持つ元パティシエです。

2年前、とある事件をきっかけにパティシエの資格を剥奪されてからネットでお菓子作りを配信して生計を立てています。

一方のお相手となるのは、大企業の御曹司で横暴・狂犬なアルファの宋柏劳(songbailao/ソンバイラオ)

実は学生時代同じ高校に通っていた先輩で、当時は良好な関係を築いていた相手です。

しかしとある事件をきっかけに主人公は彼から拒絶され、この婚約話が持ち上がるまで疎遠になっていました。

最初は怖気ついていた主人公ですが、当時好意(と言っても恋愛ではない)を寄せていた相手と再開するのはどこか嬉しさもあります。

しかし実際に再会してみると彼は「親が決めた結婚だから余計なことはするな」とさらに彼を拒絶するのです。

そこから仮面夫婦のような婚姻関係を続けていくわけですが…。

二人ともそれぞれに辛い過去を背負っていて、しかもそれをお互いに秘密にしているものだから、変にこんがらかってそれが鋭利な刃物となって主人公の心をぶすぶすと突き刺していきます。

私はこの作品を泣きながら読んでしまったw

原作は現在も長佩文学で公開されていて、現時点で20章まで無料で閲覧することができます。

[jin-iconbox07]长佩文学で陈伤を読む[/jin-iconbox07]

飞鸥不下(飛び続けるカモメ)

次に紹介するのは、猫耳FMでラジオドラマも配信されている飞鸥不下(feioubuxia)

日本語に訳すと「飛び続けるカモメ」になるのかな(間違ってたらごめんね!!)。

血の繋がってない兄(血と死体が好きな弁護士で弟を遠ざけている)×弟(16歳の時に謝って人を殺し刑務所に十年居ためちゃくちゃいいやつで兄が好き) の話です。

私は猫耳FMで配信されているラジオドラマを購入して聞いたんだけど、

主人公で義兄を慕う弟(前科持ち)が、その兄に首を絞められたり、ぶち犯されたりします。

それでもお兄ちゃん大好き!な主人公全然めげずにアタックし続けるんだよね!

ついでに主人公の獄卒仲間(F4)の話とかもあって、笑いあり涙あり、ナイフがたくさんあり!で物語が進んでいくので

全然息をする暇がありません。

でも終わりが近づくと「もっと、もっとほしい…!」ってなるくらいすごく面白かったです。

原作は、長佩文学で閲覧できるので猫耳FMのラジオドラマと合わせて是非チェックしてください。

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昨日如死(昨日死んだみたいに)

3つめに紹介するのは、同じく长佩文学で2018年8月から11月にかけて連載されていた『昨日如死(zuorirusi)』

日本語に訳すると”昨日死んだみたいに”となるらしい。(魔翻訳通したらそうなった)。

何を隠そう、私が初めて触れた回南雀先生の作品でもある。

事故により主人公と出会ってから現在までの約5年間の記憶を無くした攻めと、それを健気に支える受けのお話です。

受けと出会う直前の攻めには別の思い人がいて、事故後健気に攻めを支える受けをそっちのけでその男を追いかけようとします。

その一連のやり取りで心が傷ついていく受けを思うと、聞いているこちらの胸もぎゅうぎゅうぎゅうぎゅう締め付けられてすっごく悲しいです。

ただ、攻めに悪気があるわけではないし、クズ攻なわけでもないから責められないんだよね。

ちなみに最近では動漫(漫画を動画にした作品)もUPされている。

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烧不尽

最後に紹介するのは今まさに猫耳FMでラジオドラマが配信されている『烧不尽(shaobujin)』

2020年8月から2020年11月の間に长佩文学で連載されていた作品です。

私もまだラジオドラマの1話を魔翻訳で聞いただけなので詳しい内容はわからないのですがカバーイラストからしてもう隠されたたくさんのナイフが見える気がします。

さわりだけ聞いた今の時点でお伝えできるのは

学生×影のある車椅子の大学講師

ということだけです。

これだけでもワクワクしてくるから不思議…。

まさについ先日ラジオドラマ1期の配信がスタートしたばかりなので是非チェックしてみてください。

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おわりに

というわけで今回は、中華BL界の狗血作家回南雀先生とその作品についてまとめてみました。

今回紹介した作品は全て、最初の部分は無料で閲覧・視聴できます

気になる作品があったらぜひ公式サイトでチェックしてみてくださいね。

猫耳FMの使い方や小説の魔翻訳方法は下記記事にまとめているので合わせてご覧ください。

おわり

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