タイトルにある通り、保健所から犬を引き取ることにしました。
保健所から犬を譲り受けるのは初めてなので、センターからの譲渡動物(犬)一覧のページを見ながら、
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- 譲渡の条件である”譲渡講習会”っていったい何?
- 犬と対面できるのはいつ?
- 環境調査って何するの?
- 費用はどのくらいかかる?
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とわからないことだらけでしたが、譲渡講習会に参加してから約3日で無事に審査に合格。
推定3カ月の仔犬を引き取ることになりました。
審査が終わるまで、めちゃくちゃそわそわした。
実際に犬を迎え入れるのは、週明けの月曜日。
それまで、人生を早送りしたい気持ちでいっぱいですが、
とりあえず今日は、愛護センターから犬や猫を引き取りたい人に向けて、私たちが沖縄県動物愛護センターから実際に犬を引き取るまでの流れをまとめてみました。
[jin-iconbox01]この情報は2020年9月10日時点のものです。最新情報について、詳しくは最寄りの動物愛護センターにお問い合わせください。[/jin-iconbox01]
保健所から犬を引き取る方法|沖縄県動物愛護センターの場合
動物愛護管理センター(保健所)といえば、那覇市を除く沖縄県内各地の野良犬や野良猫を捕獲し、収容している県の施設です。
収容されている動物は通常、土日祝祭日を除く7日間抑留されます。
それでも飼い主が現れない場合は、残念ながら殺処分の対象とされるというのはみなさんご存じのとおりです。
しかし、最近の沖縄県では、収容されている動物の抑留期間を可能な限り延長し、
を施した後、一般に譲渡する譲渡講習会も開催されています。
犬・猫の譲渡は基本的に無料です。
しかし、犬の場合は、
- 譲渡講習会への参加
- 環境調査
- 譲渡申請(申請書・誓約書の提出)
- 犬の引き渡し
- 追跡調査
と、譲渡を受けるまでにいくつかの条件をクリアする必要があります。
犬の譲渡講習会について
保健所から犬を引き取りたい!となった場合、まず必要なのが譲渡講習会への参加予約です。
沖縄県の場合、毎月第1~3水曜日の午後1時~4時に行われています。(※要確認)
予約は当日の午前中まで受け付けていますが、先着8組までと決まっているので早めの予約が吉。
予約時の確認事項は下記のとおりです。
譲渡講習会当日には、HPにある飼育環境事前確認書と合わせて
も必要になりますので、忘れないようにご注意くださいね!
いよいよ譲渡会!その様子は…?
譲渡講習会当日、受付を済ませたら、ワンちゃんの待機しているスペースを横目に座学がスタートです。
所要時間は1時間ほど。
前半は、県職員(獣医師さん?)による犬の正しい飼い方レクチャー。
後半は、NPO法人おきにゃあわんネットワークさんによる、犬の飼い方・しつけ方の講習です。
途中、NPO法人のスタッフと譲渡対象のワンちゃんによるしつけのデモンストレーションも見れます。
講習会終了後は、事前に配布された書類に必要事項を記入。
記入し終えたら、いよいよワンちゃんたちとの対面です。
希望するワンちゃんと面会
譲渡対象の犬たちは、講習会が行われる部屋の前で待機しています。
ワンちゃんのお顔や年齢は、ホームページで事前にチェックすることも可能です。
[jin-iconbox07]センターからの譲渡動物【犬】一覧|沖縄県動物愛護管理センター[/jin-iconbox07]
希望するワンちゃんは、第二候補まで選べます。
希望する犬が誰かとかぶった場合、保健所職員による相性判断で譲渡先が決定するので、ご家族で希望する犬を選ぶ場合は、事前に第二候補まで話し合っておくのがおススメです。
子犬はもちろん、成犬も、HPに掲載された写真と雰囲気が全然違ったりするので、面会時にご自身(ご家族)と相性が良さそうどうかをしっかり確認しておきましょう。
希望するワンちゃんが決まったらお次は環境調査へと進みます。
当日に犬が決まらない場合は、後日電話で伝えてもOKだそうです。
希望する犬を選んだら環境調査へ
環境調査は、講習会終了後の1週間を目安に行われます。
調査日までに、
- リード・首輪
- 迷子札(講習会でもらえる)
- ケージ
- フード
- 餌用のお皿
- クレート(運搬キャリー)
- ペットシーツ
- ブラシ
- お散歩セット
等、を買い揃えておく必要があります。
- 譲渡の可否
- 譲渡するワンちゃんの決定
上記2点が決定するのは環境調査の後ですが、飼育セットを揃えてなければそもそも譲渡審査に合格しない仕組みです。
なんとも非合理的なやり方ですが、譲渡先での動物虐待や、里親詐欺を未然に防ぐための措置だと思います。
一応、センターでは、購入したアイテムは後日決定した犬に合わせて返品・交換ができるよう、封を切らずに置いておくように!と言われますので、譲渡決定まで購入品は絶対に開封しないように。
我が家の場合、第一希望が仔犬、第二希望がやや小さめの中型犬(成犬)だったので、用意するケージやクレートの大きさ、フードに結構悩みましが、
成犬は仔犬のフードでも食べられるけど、その逆は無理っぽそうという理由で、フードだけ仔犬用、あとは第二希望の成犬サイズに合わせて揃えました。
https://no9-labo.com/before-welcoming-the-dog/
実際の環境調査の様子|我が家の場合
我が家の場合、環境調査にかかった時間は15分ほどです。
2名の男性職員で、犬を飼育する部屋の間取りやベランダ、揃えた飼育セットの写真を数枚撮影した後、
- ベランダに犬を出す場合は、格子の隙間を小さくした方が良い
- 扇風機等のコード類はワンチャンが噛んでしまう恐れがあるので注意して
- 散歩の際、ドアを開けるのは犬にリードをつけてから
- 滑る床材なので、マッドを敷いた方がいい
等、犬を飼育するうえでの注意点やアドバイスを頂きました。
そして最後に、賃貸契約書にペットOKの記載があるかどうかを確認し、該当ページを撮影して終了です。
譲渡の可否連絡
環境調査終了後、電話で譲渡の可否連絡があります。
我が家の場合、第1・2希望のどちらも他の希望者とかぶっていたので、連絡があるまでちょっと時間がかかるかも?と思っていたのですが、
なんと環境調査が終わったその日に連絡がきた!
[chat face="man1" name="" align="left" border="gray" bg="none" style=""]単刀直入に言うと、第一希望で決定です。[/chat]
って!!!
あまりにうれしすぎてお布団にだいぶしちゃった。
譲渡申請と犬の引き渡し
環境調査後、譲渡が決定したら、再び愛護センターへ赴きます。
センターにて、譲渡に必要な書類を提出後、ワンちゃんの引き渡しという流れです。
我が家の場合、週明けにワンちゃんを引き取る予定なので、その様子は後日追記したいと思います。
おわりに センターのワンちゃんについて
センターにいる譲渡対象の犬たちは、基本的に
- 避妊・去勢手術
- 混合ワクチン
と2つの医療処置を施されています。
一方で、そのほかの病気についてはほとんどノータッチなようで、
講習会では、特にセンターの犬は、フィラリア症の罹患率が70%~80%に達している恐れがあるとして、譲渡後すぐに動物病院で診てもらうようにと指示を受けました。
譲渡条件さえクリアすれば、愛らしいワンちゃんといつまでも健やかに暮らせる!と思いがちですが、”無料”の分相応のリスクもあるといった感じです。
センターでワンちゃんを引き取る場合は、上記の病気のリスクを考慮しておきましょう。
この記事が、今後、センターから犬猫を迎えたい!と思っている人の参考になれば幸いです。
おわり
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